おれにゴタクを並べさせる世の中は間違っている

いつ死ぬかわからないので過去に書いたモロモロの文章をまとめてみました。

映画『サニー 永遠の仲間たち』


映画『サニー 永遠の仲間たち』予告編

 

ちょうど金曜日のこと。おれの担当する中学校2年生の女子18人のクラスが、模試でいつもより早く終わった。解放感だかなんだかしらないが、彼女らは奥の教室にたまり始めてお菓子など食ってバカ騒ぎを始めた。すると、一部のすっとこどっこいが謎のユニットを結成し、終わった教室でショーを始めた。黒板にレタリングを書き散らかして、何だかオリジナルの歌にオリジナルの振り付けでダンスを始めた。一人はグラマーな子、一人はスレンダーな子、一人はアフリカ系のハーフ。

おれは向かい側の教室の掃除などをしながらその様子を遠巻きに眺めていた。すると件のYちゃんが「センセも見て見てー」とおれを招いた。本当なら「さっさと帰れ」と言わねばいけないところなのだが、ほら、おれは優しいのでつい乗ってしまうのです。「オマイラは何やってんだよ…」と言いつつ、全6曲、すべて見た。終わるたびにみんなが大笑い&拍手。おれもかぶりつきで「アイドル」たちのショーを見る。
可愛いやら、おかしいやら、そして儚いやら。
彼女らは踊る。彼女らもいつか踊れなくなる日が来る…のか?どうなんだ?

というような個人的体験からの、この映画。オオカミ様のパワーで引き寄せたとしか思えない。
他にも偉そうに言いたいことはたくさんあるが(「過去」についてとか、韓国現代史などなど)、野暮ってもんだ。心にミラーボールのあるやつは、新宿武蔵野館へ。